IGCSEとは?|メリット・GCSEとの違い・対策方法について解説

すでに英国式インターナショナルスクールに子供を通わせているご家庭や、これから子供をインターナショナルスクールに入れたいと考えているご家庭にとって「IGCSE」についてぜひ知って頂きたいです。

しかし、日本では、IGCSEに関する情報が少なく、正しい知識を身に付けることが難しいです。

そこで今回は、IGCSEについて、そのメリットやGCSEとの違い、IGSCEの対策方法について、どこよりも詳しく解説します。

帰国子女受験マニュアルでは、日本語も話せるバイリンガル講師がIGSCEに必要な科目学習のサポートを行っています。

また、学習のサポートだけではなく、IGCSEを利用した大学進学の支援も行っています。

IGCSEに関して気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

IGCSEとはとは?

IGCSEとは、International General Certificate of Secondary Educationの略で、インターナショナルスクールの生徒を対象とした、英国の義務教育終了資格試験のことです。

あるいは、ケンブリッジ国際中等教育総合証明書と呼ばれることもあります。

14歳から16歳を対象とした世界で最も人気のある国際的なカリキュラムの一つです。

現在、世界130カ国以上の約2300校で実施されています。

IGCSEは、イギリスのGCSEと国際的なGCE ‘Oレベル試験に相当し、イギリスの中等教育(義務教育)を修了したことを証明します。

GCSEとは、イギリスにおける11年間の義務教育を修了する全ての学生が取得する資格で、Year11の16歳の際に、最終評価が決定されます。

それでは、IGCSEとGCSEには、どのような違いがあるのでしょうか?

IGCSEとGCSEの違いとは?

GCSEとは、すでに先ほど解説した通り、イギリスの高校生のための資格で、英国義務教育修了資格試験とも呼ばれています。

GCSE取得後は、GCSE A-LevelかIBDPを取得し、大学に出願するのですが、イギリスでは、GCSEの成績が合否を大きく左右します。

日本の大学受験では、学校の成績がどんなに悪くても、入試当日の試験にパスできれば合格することができます。

日本の受験と比べると、イギリスでは、日頃の学習から意識を高く持たないと、自分の希望する大学に進めない可能性がある、非常に厳しい制度になっています。

IGCSEは、GCSEの国際版、つまりイギリス国外のインターナショナルスクールに通う生徒を対象した制度です。

また、先ほどGCE ‘Oレベルについて少し触れましたが、GCE ‘Oレベルとは、GCSEやIGCSEと同等の資格とみなされている試験のことです。

ちなみですが、GCE ‘Oレベルのカルキュラムはシンガポールなど多くの国々で採用されています。

IGCSEのメリットとは?

IGCSEは、イギリス国内の制度であるGCSEの試験に比べると、英語を母語としないインターナショナルスクールの生徒のために、古典を履修しなくてもよいなどの配慮がなされています。

また、Physical Education(体育)などの実技試験も免除されます。

しかし、一方で、世界共通の理数科目に関しては、GCSEよりも難易度が高く設定されています。

一般的に、GCSEよりもIGCSEの方が全体の難易度が高いと言われ、このようなことからイギリス国内の学校でも、進学実績を重視する学校ではGCSEではなく、IGCSEと採用する学校が増えています。

そのため先ほども解説した通り、GCSEの成績が大学の合否に大きな影響を与えるイギリスで、GCSEよりも難易度が高いとされるIGCSEで良い成績を収めることは、将来の進学にとって極めて重要なポイントになります。

理数科目が得意な日本人にとって、GCSEよりもIGCSEの方が理数科目が難しくても、古典を履修しなくてもよい点は、大きなメリットと言えます。

IGCSEのカリキュラム

英国式インターナショナルスクールでは、Year 6までがPrimary(初等教育課程)で、Year 7からSecondary(中等教育課程)がスタートします。

SecondaryのYear10とYear 11(日本の高校1年〜2年)の2年間をかけてIGCSEのためのカリキュラムを学び、最終試験を受けます。

最終試験で高得点を取るためには、Year10から始まるIGCSEのカリキュラムに対応できるだけの基礎学力が必要とされ、Secondaryに上がるYear 7からYear 9の期間で英語、英文学、数学、理科、歴史、地理の基本教科を学びIGCSEのカリキュラムに備えます。

下記は、英国式インターナショナルスクールのSecondaryの主な流れです。

  • Year 7〜Year 9
    英語、英文学、数学、理科、歴史、地理の基本教科と、コンピューター(ICT)、デザイン&テクノロジー(DT)、音楽、アート、ドラマ、体育、現代外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語など)などの10〜13教科を学習します。
    外国語の種類や、基本科目以外の教科は、学校によって異なります。
  • Year 10〜Year 11
    理系・文系の選択、志望する大学の学部を踏まえて、IGCSEでの教科を選択します。
    一般的には5〜12教科を本人が決定します。
    必修科目は、英語、数学と生物、化学、物理の理科3科目から2科目です。
    選択科目は、歴史、地理、コンピューター(ICT)、ビジネススタディ、 Music、Art、Drama、から4科目を、現代外国語ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語など)から1科目です。

評価は文理問わず、AからGの7段階評価で行われます。

A:80%以上
B:70〜79%
C:60〜69%
D:50〜59%
E:40〜49%
F:30〜39%
G:30%未満

IGSCEは、ただ単に卒業証明書の価値だけではなく、その成績次第で、Year12以降の進路が大きく変わります。

例えば、大学進学希望者はシックスフォームと呼ばれる高等教育進学準備教育課程に進のですが、大学への進学は、IGSCE(GCSE)の結果とシックスフォームでの成績によって合否が決定されます。

英国式インターナショナルスクールでは、特に欧米人の先生や生徒が多い学校ほどPrimaryこそのんびりした雰囲気がありますが、Secondary以降は全員が目の色を変えて勉学に励みます。

IGSCE受験のスケジュール

IGCSEの最終試験は、いくつかの機関によって実施されています。

CAIE(Cambridge Assessment International Education)が運営しているものが最もポピュラーです。

最終試験そのものは、一箇所に集まって実施するのではなく、世界中で実施されています。

国・地域によって、Zone1~6のカテゴリーに分けられています。

日本や韓国、香港などは、Zone5に分類されています。

Zone5の最終試験は、June series(5〜6月)とNovember series(10〜11月)の年2回実施されています。

年2回実施する背景には、9月始まりのインターナショナルスクールはYear11の5〜6月に、1月始まりのインターナショナルスクールはYear11の10〜11月に生徒が受けられるようにするためです。

また、日本ではあまり考えられないですが、選択した科目数に応じて、多くの生徒が1ヶ月半から2ヶ月に渡って、各教科の試験を受験する長丁場です。

下記は2020年のIGCSEの試験スケジュールです。

June 2020series  November 2020series
エントリー エントリー開始 2019年10月10日 2020年3月31日
エントリー締切 2020年2月21日 2020年8月16日
追加エントリー締切 2020年4月17日 2020年9月21日
リテイクエントリー締切 2020年9月21日
試験 試験期間開始 2020年4月下旬 2020年10月初旬
試験期間終了 2020年6月中旬 2020年11月中旬
結果 試験結果開示 2020年8月11日 2021年1月中旬
結果に関する問合せ締切 2020年9月20日 2021年2月26日
成績証明書発送 2020年10月下旬 2021年3月下旬

インタースクールに在籍している場合には、学校の担当者が手続きを進めていくので、あまり気にする必要はありませんが、個人や外部の試験会場で受験する場合には、事前にスケジュールを確認しましょう。

なお、日程は毎年変わるので注意してください。

追加エントリー

締切後に受験科目変更などを希望する場合、追加手数料を払うことで受験登録科目の変更が可能です。

リテイクエントリー

最終試験の受験が終わり、成績を確認した後、再度同じ教科の試験を受け直したいときに利用できる制度です。

結果に関する問い合わせ

試験結果に納得がいかない場合、採点結果のより詳しい説明や、採点し直し(re-mark)などを依頼することが可能です(別途料金必要)。

成績証明書

イギリスCAIE本部から成績証明書が発行されます。

成績証明書がないと、外国人は進学先のビザの発行の手続きができないので注意しましょう。

【まとめ】IGCSE受験を考えてる方へ

帰国子女受験マニュアルでは、国内外のンターナショナルスクールを優秀な成績で卒業し、東大やハーバード、慶應などの名門大学に進学したスタッフが多数在籍しています。

また、実際にIGCSEを受験を経験したスタッフもいます。

IGCSE受験のサポートだけではなく、学校選びのご相談から、受験対策、編入対策、日常学習のフォローまでサポート体制が充実しています。

とりわけインターナショナルスクールの書類準備や筆記試験、面接は、国内の一般的な学校の受験とは異なり、情報も少なく、指導できる人材も多くはありません。

そのような中で、帰国子女受験マニュアルは経験豊富なスタッフによる指導をオンラインを通じて、世界中どこからでも受けることができます。

IGCSEやインターナショナルスクールに関して気になることがあれば、ぜひお問い合わせください。