【2021年決定版】帰国子女枠で受験できる人気の中学校ランキング|本当に受験すべき学校トップ30

多くの日本人が海外で活躍する昨今、帰国生の人数も増加傾向にあります。

また、それに伴い帰国生に広く教育機会を与えようと、帰国生対象の入試を実施する中学校が増えています。

帰国生にとっては、色々なチャンスが確実に広がっています。

しかし、その一方で、どの学校を選べばよいかなかなか判断できないご家庭も多いと思います。

そこで今回は、「進学実績」「帰国生のサポート体制」「グローバル教育」「ブランド力」「学校生活」の5項目を各10点満点で評価し、合計点(50点満点)が高い上位30校をランキング形式で紹介します。

帰国子女枠で中学受験をご検討されてるご家庭の中には、どの学校を受けるべきか悩んでる方は必見です。

“編集長・中田”

この記事では偏差値の高さに関係なく帰国生が入学して満足度が高い学校を紹介しています。

学校の特色や雰囲気も紹介するので志望校選びの参考にしてみてください。

偏差値だけではわからない学校の本当の価値をお伝えできたらと思います。

ランキングの評価基準について

進学実績 国内、海外有名大学への合格者数
帰国生のサポート体制 帰国子女枠の募集人数
帰国子女受験のしやすさ(国語、算数受験の有無)
帰国生クラス(国際学級)の有無
国語、算数のキャッチアップ制度の有無
グローバル教育 IB実施校(国際バカロレア)
留学制度(交換留学、短期留学など)
オールイングリッシュの授業の有無
SGH(スーパーグローバルハイスクール)、ユネスコ・スクールの加盟
第二外国語教育
ブランド力 OB・OGの活躍
教育理念・校風・歴史
一流感
地域貢献
学校生活 学校行事・部活動
キャンパスの雰囲気
通学のしやすさ

以上の5項目を各10点満点で評価し、総合得点の高い中学校を順にランキング形式で紹介します。

今回は総合得点をランキング形式で紹介しますが、総合得点に限らず、英語教育を重視する方であればグローバル教育の評価の高い学校、進学実績を重視される方は各学校の進学実績を参考にするなど、それぞれのご家庭の関心事に合わせてご覧ください。

【第1位】慶應義塾湘南藤沢中等部(49点)

慶應には、慶應義塾普通部、慶應義塾中等部、慶應義塾湘南藤沢中等部(SFC)の3つの附属中学校が設置されています。

これらの学校へ入学した場合、大学まで全員が進学することを前提にカリキュラムが組まれています。

つまり慶應のいずれかの中学校に入学すれば、エスカレーター式に附属の高校に進学し、無事に卒業すると、無試験で慶應義塾大学に推薦入学することができます。

最近では、私大の定員が厳格化され、私立大学への入学がより難しくなっています。

そんな中で無試験で大学に入学できることは大きなメリットです。

また、大学受験がないため受験勉強に囚われない勉学や、部活などの課外活動に集中できることも良い点です。

このような背景から慶應の附属中学校に進学を希望するご家庭も多くいらっしゃいます。

しかし、慶應の附属中学校の中で、帰国子女枠を使って受験できるのは、湘南藤沢中等部のみです。

普通部と中等部には帰国子女枠はなく、国内の小学生と同様に一般入試で進学を目指さなければなりません。

慶應義塾湘南藤沢中等部(SFC)の帰国生入試について

帰国子女に人気の慶應義塾湘南藤沢中等部は、2020年度から少し入試状況が変化しました。

2019年4月から、慶應義塾横浜初等部(2013年4月開校)から湘南藤沢中等部への進学を受け入れ開始しました。

この影響により一般入試では、これまでの120名から70名へ定員を変更されました。

一方で、帰国生入試は現在のところ変更予定はなく、これまで通り募集定員は30名です。

湘南藤沢中等部の入試は、一次試験(学力)と二次試験(面接・体育実技)の2回に分けられています

また、一次試験では一般的な中学受験の入試とは異なり、以下の2つから受験科目を選択します。

出願時に選択し、以後の変更は不可です。

  1. 国語・社会・理科・算数の4科目による受験
  2. 国語・英語・算数の3科目による受験

※1.、2.について、国語と算数は同一の試験問題です。

過去の傾向としては、主に日本人学校出身者は国語・社会・理科・算数の4科目による受験、現地校あるいはインターナショナルスクール出身者が国語・英語・算数の3科目による受験を選択しています。

帰国子女枠は募集定員30名に対して、例年150〜200名程度が受験し、一次試験で約80名まで人数が絞れます。

その後、二次試験で40名前後の最終合格者が決定されます。

このように湘南藤沢中等部は倍率4〜5倍の非常に狭き門です。

倍率2〜3倍の一次試験を通過しても、二次試験から最終合格を勝ち取るまで、また倍率2倍の中で戦わなければなりません。

つまり、二次試験(面接・体育実技)の対策をしっかりと行わないと不合格になる可能性が高いです。

先進的な英語教育

湘南藤沢中等部は先進的な英語教育を実施していることもでも有名です。

英語の教員全員が大学院で英語教授法の訓練を受けている英語教育の専門家です。

帰国生は週6時間、一般生も週2時間、英語母語話者の教員による授業を受けます。

1〜2年生の英語のクラスは3つのレベルに分けられ、少人数のクラスでそれぞれのレベルに合った授業が展開されています。

3年生以降は、英語のクラスは2つのレベルに分けられています。

また、各学年に英語母語話者の担任がいるので、帰国子女特有の悩みなどをネイティブ担任に相談することもできます。

充実した留学制度

湘南藤沢中等部では、帰国生入試を経て入学した生徒が中等部では約20%、 高等部では約25%という高い割合を占めています。

そのため留学制度が他校よりも充実しています。

湘南藤沢中等部が独自で実施している留学制度はイギリスのミルフィールド・スクールなど7ヶ国、12の学校と提携があります。

国名 訪問先(学校名) 留学の種類
英国 County Upper School ベリー・セント・エドマンズ サマープログラム
英国 Bexley Grammar School 春季交換留学
英国 Gresham’s School 春季交換留学
英国 Stephen Perse Foundation パース交換留学
韓国 大元外国語高等学校 交換留学
シンガポール Hwa Chong Institution 交換留学
シンガポール Nanyang Girls’ High School 交換留学
カナダ Killarney Secondary School 交換留学
カナダ Seaquam Secondary School 交換留学
米国 The Lawrenceville School ローレンスビル交換留学
オーストラリア St Michael’s Grammar School 交換留学
オーストラリア Kristin School 交換留学

また、湘南藤沢中等部ではなく、慶應全体で実施している「慶應義塾一貫教育校派遣留学制度」もあります。

この制度は、慶應から米国や英国の名門ボーディングスクールに1年間派遣する制度です。

湘南藤沢中等部を含める慶應の附属校の生徒を対象とし、選考の上、派遣されています。

派遣生には奨学金として、 学費、寮費、渡航費が支給されます。

高3コース Phillips Academy Andover(米国、共学)
Phillips Exeter Academy(米国、共学)
高2コース Deerfield Academy(米国、共学)
The Taft School(米国、共学)
The Hotchkiss School(米国、共学)
Choate Rosemary Hall(米国、共学)
Winchester College(英国、共学)
Shrewsbury School(英国、男子校)
中2コース Eaglebrook School(米国、共学)
Fay School(米国、男子校)
Winchester College(英国、男子校)

特に米国において歴史的起源が古く、学術的権威のある名門ボーディングスクール10校のザ・テン・スクールズ(The Ten Schools)のうち6校と提携があるのは慶應のみです。

第41代米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(Phillips Academy Andover出身)やFacebook 創始者マーク・ザッカーバーグ(Phillips Exeter Academy出身)、第35代ア米国大統領ジョン・F・ケネディ(Choate Rosemary Hall出身)などを輩出したボーディングスクールで、世界中から集まる優れた人材と寝食を共にしながら切磋琢磨して成長できるチャンスが与えられるのはこの制度の最大の魅力です。

【第2位】渋谷教育学園幕張中学校(48点)

渋谷教育学園幕張中学校(渋幕)は、学校目標の一つである「国際人としての資質を養う」を受けて、帰国子女を対象とした帰国生入試が早い段階から設置されました。

そのため帰国子女の受け入れ体制が非常に整っている学校です。

渋幕の帰国生入試では、試験科目が英語と面接のみ実施されます。

国語や算数などが不要なことは海外生活が長い帰国生にとってはメリットである一方で、英語の試験はエッセーを含み難度の高い問題ばかりです。

そのため渋幕に入学する帰国生の英語力は非常に高いことが特徴です。

また、一般入試で4科目受験をして入学した生徒と比べると、英語以外は当初、苦労する帰国生が多いことから、入学後しばらくは国語と数学の取り出し授業を実施しています。

一般の授業についていけると判断された時点で、他の生徒との授業に合流するため、英語以外の科目についても東大や早慶などの難関大の入試に対応できるまで学校がサポートしてくれます。

東大・早慶・医学部・海外大学への多数の進学実績

渋幕の最大の魅力は、その圧倒的な進学実績です。

2020年には東大74名(理Ⅲ2名含む)、医学部118名、慶應137名(医学部2名含む)、早稲田212名の合格者を輩出しています。

学年の約3分の1が東京一工(東大、一橋、東工大)と呼ばれる国立の最難関大に進学するとも言われています。

また、海外大学へ進学を希望する生徒も多いのも渋幕の特徴です。

ネイティブの海外大学進学専門カウンセラーによって出願書類などの手厚いサポートなどを受けるサポート体制が整っています。

毎年10名前後の生徒が海外大学に進学しています。

イェール大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校、ペンシルベニア大学、シカゴ大学などのトップ校にも合格者を出しています。

充実したグローバル教育

渋幕にはアメリカ、ニュージーランド、シンガポール、ベトナム、北京と、世界中に広がる留学や研修プログラムが用意されています。

シンガポールとのプログラムでは、シンガポールを代表する名門校であるラッフルズ・インスティチューションと交流を続けられています。

その他にも、渋幕は模擬国連で優秀な成績を収める常連校でもあります。

模擬国連は、地球的課題について、国家の代表という役割を与えられて対話や交渉するシミュレーション会議です。

外交や国際関係を考慮に入れて判断する力などが必要になります。

英語を使って行う会議である以上、当然高い英語力を求められますが、それだけではなく議題に合わせて、担当する国の政策や歴史を調べるといった情報収集力や思考力が求められます。

このような充実したグローバル教育は帰国生にとって大きな魅力です。

【第3位】渋谷教育学園渋谷中学校(46点)

渋谷教育学園渋谷中学校(渋々)は、すでにご紹介した渋幕とは姉妹校にあたり、帰国子女を多く受け入れる学校です。

海外在住期間が2年以上、帰国後2年以内であることが帰国生入試を受験可能な応募資格です。

外在住時に就学していた学校の種類は問われませんので、現地校・インターナショナルスクール・日本人学校のいずれでも受験することができます。

渋幕の帰国生入試では、試験科目が英語と面接のみでしたが、渋々では国語、算数は必須です。

以下の2つから受験科目を選択します。

  1. 英語・国語・算数・英語面接
  2. 作文・国語・算数・面接

このように英語力が重視される英語型の入試と、国語・算数・作文による学力型の入試との2種類の帰国生入試があります。

そのため非英語圏の帰国生も多く受験します。

帰国生入試の受験資格が比較的に幅広く、さらに入学希望者も多いため、帰国生入試の中では最難関の学校の一つです。

2月の一般入試と難易度の差がないと言っても過言ではありません。

募集定員12名の最難関校

帰国生入試でも国語と算数が必須で、しかも難易度が非常に高いのが特徴です。

また、募集定員も12人と少なめです。

下記は2020年度の帰国生入試結果です。

235名の受験者に対して、合格者はわずか65名です。

倍率3.6倍の超難関校です。

帰国生

英語型

作文型

合計

男子

女子

男子

女子

出願者数

40

93

68

52

253

受験者数

37

84

63

51

235

合格者数

7

20

21

17

65

とりわけ英語型の入試では、学校説明会で「英語の試験は85点で足切りをしている」という説明もされるほど、英語の得点が重視されます。

難易度は年々上がってきており、英検1級〜準1級レベルの英語力が必要とされます。

「英語が話せる」のではなく、「英語で考える」能力が求められます。

一方で、作文型の入試でも、日本人学校出身者が多く受験するので、一般入試と同レベルの国語と算数の能力が求められ、非常にハイレベルの戦いになっています。

英語型、作文型のいずれの入試にせよ、渋々受験にはそれなりの準備が必要であることは間違いありません。

国内だけではなく海外大学への強い進学実績

渋渋の進学実績は全国有数です。

2020年には東大35名、慶應110名、早稲田125名の合格者を出しています。

また、海外大学に進学する生徒も多いことでも有名です。

過去5年間でハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学などに合格者を輩出しています。

【第4位】成蹊中学校(44点)

成蹊中学校では1964年に国際特別学級(1995年国際学級と改称)を設置し、一貫して帰国生を受け入れてきました。

設置後しばらくの間は、帰国生指導専門の教員による指導が行われてきましたが、その後、一般学級を指導していた多くの教員も指導を担当することで、学校全体が帰国生指導の経験を積み重ねてきました。

このように成蹊の帰国子女の受け入れの歴史は古く、また帰国生に対するサポートの知見や経験は随一です。

また、当初は現地校出身者も日本人学校出身者も区別せずに受け入れてきましたが、日本の教育と異なる教育環境で育った帰国生を受け入れるために、現地校またはインターナショナル校出身者のみを入学させるように変化してきました。

国際学級は1年間で修了し、中学2年からは一般クラスへ移って学校生活を続けます。

2008年からは、中学2年への帰国生編入試も実施しています。

世界の名門校と提携した独自の留学制度

成蹊では教養と個性を備え、協調性を持ちながら自己開拓できる人材を育成するため、早い時期から世界に目を向けた教育を実施してきました。

成蹊ならではの留学制度の充実もそのひとつです。

名門ボーディングスクール10校のザ・テン・スクールズ(The Ten Schools)のうちSt. Paul’s School、Phillips Exeter Academy、Choate Rosemary Hallの3校と長期留学制度があります。

その中でも、St. Paul’s Schoolとの歴史は古く、すでに65年以上の関係が続いています。

St. Paul’s Schoolは、日本で唯一成蹊とのみ交換留学制度を設けています。

また、成蹊からSt. Paul’s Schoolに留学した生徒の多くは、そのままSt. Paul’s Schoolに編入してハーバードなどの米国の名門大学に進学します。

この制度を利用した著名な卒業生には、三菱商事の社長・会長・特別顧問を歴任した槙原稔や元外交官の有馬龍夫がいます。

米国以外にもオーストラリアのカウラ高校やデンマークの私立伝統校ルンステッド高校、スウェーデンの新設校カルマーレ国際高校、ケンブリッジ大学のペンブルックカレッジが提供するサマープログラムなど成蹊独自の留学制度があります。

このような世界の名門校と数多く留学制度を提携できるのは、渋幕や渋渋などの新興校にはない、長い歴史と伝統を持つ成蹊ならでは特徴とも言えます。

自由な校風が生む多様な進学実績

附属の成蹊高校の生徒は毎年ほぼ全員が、大学進学を希望します。

成蹊小中からの内部進学者、海外からの帰国生、一般入試による進学者など多様な生徒がおり、他の中高一貫校や都立高校と比べて、志望の幅が非常に広いのが特徴です。

周囲の友人とは異なる、自立した進路を選択するために、自己分析能力、情報収集能力、情報分析能力を身につける教育が実施されています。

高校3年生では現代文、倫理、英語、情報、体育のみが必修となり、18ものコースから成る選択科目を中心とした授業になります。

成蹊大学推薦希望者も受験希望者もHRクラスでは混在していますが、多くの授業が進路別クラスで展開していきます。

進路は生徒自らが充分考えて3年次までに決定します。

生徒自身が学習の意味と自分に合った進路を見出せるように指導しているため、偏差値や大学名ではなく、それぞれの目的に応じて生徒自らが進学先を選んでいます。

東大や早慶、医学部だけではなく、芸術大学や海外大学への進学者が多いことも特徴です。

2020年の実績では、卒業生317名のうち3分の1の114名が成蹊大学に内部進学し、東大4名、慶應41名(医学部2名含む)、早稲田43名、医学部27名、芸術系18名の合格者を輩出しています。

また、海外の大学に進学する生徒も多く、過去3年間でスタンフォード大学、ジョージワシントン大学、ロンドン大学などに進学した生徒もいます。

【第5位】東京学芸大学附属国際中等教育学校(42点)

東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)は、2007年4月1日に、東京学芸大学附属大泉中学校と東京学芸大学附属高等学校大泉校舎を統合・再編して開校しました。

1年生4月入学試験は、帰国子女と外部からの受験生が対象となります。

以降、1年生9月期入学から6年生4月期入学までの全ての学年において、年2回帰国生を対象とした編入試験が行われています。

このように充実した編入制度もTGUISSの魅力です。

なお、新入生のうち大半は隣接する東京学芸大学附属大泉小学校からの内部進学生で構成されています。

しかし、内部進学生徒の割合は年々減少しています。

国立初のIB実施校

TGUISSは、2010年に国立初の国際バカロレア(IB)資格MYP校に認定されています。

MYP(Middle Years Programme)とは、IBOが1997年に設置した「IB中等教育プログラム」のことです。

11〜16歳(5年生から10年生)を対象とした5年間のプログラムで、IB教育の最終段階DP(Diploma Programme)のための基礎学習として位置付けられています。

なお、TGUISSはDP校にも認定されています。

DP(Diploma Programme)は16歳~19歳までを対象としており、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能なプログラムです。

現在、世界の約2000校でDPが実施され、1800以上の大学で国際バカロレアを活用した入学審査システムが採用されています。

ハーバード大学やオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などの海外の名門大学も独自の基準を設定し、国際バカロレアを入学資格として認めています。

国際バカロレアはあくまで入学を希望する際の資格の1つで、その他にその国や大学で定めている試験のスコア等も必要とはなりますが、国際バカロレア資格を使って進学できる大学は世界で増加中です。

また、入学時だけでなく、国際バカロレアの上級レベル科目(HL)において一定の得点を取得した生徒に対して、その科目に相当する大学の一部科目について入学後の履修免除(単位認定)等の特典を与えるケースも多く、活用の幅が広がってきています。

現在、日本にはMYP認定校が19校(候補校16校)、DP認定校が51校(候補校13校)しかありません。

TGUISSは、MYP及びDP両方とも認定されている数少ない学校です。

放課後支援で日本語のサポート

帰国生の中には、日本語が十分ではない生徒も少なくありません。

そのような生徒に対しては、日本語の基礎的な能力を養うJapense as Second Language(JSL)を放課後支援として行っています。

【第6位】頌栄女子学院中学校(40点)

頌栄女子学院中学校・高等学校は、東京都港区白金台にあるキリスト教系の私立の女子中高一貫校です。

毎週聖書の時間がある規律を大切にする学生生活を送り、英語教育に力を入れてる学校です。

在校生の約25%が帰国生で、帰国生の受け入れとサポート体制も充実しています。

帰国生向けの国語の補講や少人数の英語クラス、英検取得、英語課外活動などにも力を入れてる学校です。

下記は在校生(中学)の英検合格者数の内訳です。

英語教育に力を入れてる学校ですので、帰国生の大半は準1級を取得し、さらに学年につき20名前後の生徒が1級に合格しています。

中一

中二

中三

1

帰国生

13

17

21

1

帰国生

36

41

24

一般生

0

0

3

2

帰国生

2

3

2

一般生

4

16

58

2020年の帰国生(50人)の大学進学実績は、東大2名、一橋2名、東工大1名、東京外大4名、慶應32名、早稲田40名、上智34名、青学24名でした。

英検だけではなく、大学合格実績でも帰国生が活躍してることがわかります。

帰国生入試は、英語と面接のみの試験です。

英語1教科での受験となるので、筆記と英会話ともにしっかり準備する必要があります。

在校生の英検取得の結果からもわかるように、帰国生入試の段階でも、英検準1級以上程度の英語力があることが望ましいでしょう。

頌栄女子学院では、英語の授業が週に6時間あり、20人前後の少人数で行われます。

帰国生はそのうち4コマがネイティブの先生とのオーラルの授業で、残りの2コマは日本人の先生と文法や読解などの授業となっております。

日本人の先生との授業では帰国生が苦手とする文法などを中心に学びます。

内容は一般生が学ぶ内容と同じで中間試験・期末試験も一般生と同じものになります。

“副編集長・佐々木”

【第7位】広尾学園中学校(38点)

広尾学園中学校も帰国生に人気の高い学校の一つです。

人気の理由は、インターナショナルコースアドバンスグループ(AG)と呼ばれる帰国子女などのすでに英語力のある生徒のためクラスがあるからです。

AGでは、ほぼ全ての授業が英語で進められ、生徒は英検1級の取得を目標として、国内外の難関校への進学を目指します。

2020年には、実際に78名が海外大学に合格実績があります。

その中には、カリフォルニア大学バークレー校やシラキュース大学、ブリティッシュコロンビア大学などの名門校も含まれています。

また、国内でも東大4名、一橋2名、東工大2名、慶應48名、早稲田74名の合格者を輩出する進学校です。

【第8位】聖光学院中学校(37点)

聖光学院中学校は、神奈川県横浜市の男子校です。

2020年は東大62名、慶應144名、早稲田191名の合格者を輩出した超進学校です。

聖光学院の帰国生入試では例年200名程度が受験し、合格者は約40名の狭き門です。

帰国子女の受け入れは他校に比べると少ないですが、少数精鋭でレベルの高い英語教育が行われています。

英語の授業は週7時間もあり、帰国生に対してはネイティブ教員による取り出し授業が実施されています。

先ほど、国内大学の進学実績を紹介しましたが、聖光学院は海外大学の進学実績でも目を見張るものがあります。

2020年はハーバード大学、イェール大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ジョージタウン大学、ジョンズ・ホプキンズ大学、デューク大学などの名門大学に合格者を出しています。

【第9位】攻玉社中学校(35点)

攻玉社中学校ではより効果的にグローバル化に対応できる人材を育てるために、帰国生の受け入れを積極的に行っています。

日本での学校生活に馴染みづらい帰国生の不安を考慮して、国際学級は3年間同一クラスになっています。

異文化での生活という貴重な体験をできるだけ生かしながら、行事やクラブ活動は一般学級の生徒と行動をともにし、自然に学校生活に馴染めるように配慮がなされています。

高校からは志望大学に対応したクラス編成になるため、一般学級の生徒と一緒になり、攻玉社独自のカリキュラムに基づいたクラス編成になります。

帰国生は例年40名程度の入学が認めれています。

2019年の帰国生の大学進学実績は、東大2名、慶應25名、早稲田27名でした。

【第10位】聖心女子学院中等科(34点)

聖心女子学院中等科は、白金台駅から徒歩10分ほどの場所にある小中高一貫教育を行っている女子校です。

世界中に146の姉妹校がある聖心会(Sacred Heart)の学校です。

この姉妹校ネットワークを利用して、留学や語学研修が盛んに行われています。

姉妹校留学には長期と短期があり、基本的には交換留学という形で実施されています。

高校では、アイルランド、カナダ、アメリカ、メキシコ、台湾など、様々な地域に行く機会があります。

また、姉妹校から聖心女子学院に留学する生徒の受け入れにも積極的です。

このように聖心の国際的な環境が帰国生にとって違和感なく日本の学校で学べる理由です。

また、聖心は伝統的に海外在住経験のある編入生が多い歴史があります。

これまでは編入枠で受け入れていたものを、より多くの帰国子女を迎え入れることができるように数年前から帰国生入試が制度して設けられました。

帰国生にとって、日本人学校や補習校に通っていたとしても、日本の学校の授業についていけるかは心配事です。

聖心は一学年に3クラスしかない少人数の学校なので、一人ひとりに目が行き届き、長期的な視点で生徒のフォローを行っています。

中高を通して力が伸びるタイミングは人それぞれなので、それに合わせて根気よくサポートするのが聖心の魅力です。

【番外編】11位〜30位

ここでは、トップ20では紹介しきれなかった中学校を10校紹介します。

名門男子校・女子校や人気急上昇中の新設校など、魅力的な学校ばかりですので是非こちらも併せてご覧ください。

【第11位】白百合学園中学校 (33点)

【第12位】立教池袋中学校(32点)

【第12位】学習院中等科(32点)

【第13位】海城中学校(30点)

【第15位】立教女学院中学校(28点)

【第15位】学習院女子中等科(28点)

【第17位】早稲田大学高等学院中等部(27点)

【第18位】早稲田大学系属早稲田実業学校中等部(25点)

【第18位】青山学院横浜英和中学校(25点)

【第20位】洗足学園中学校(22点)

【第21位】公文国際学園中学校(20点)

【第22位】國學院久我山中学校(19点)

【第22位】三田国際学園中学校(19点)

【第24位】大妻中学校(18点)

【第25位】成城学園中学校(17点)

【第26位】桐朋女子中学校(16点)

【第27位】かえつ有明中学校(15点)

【第28位】東京都市大学付属中学校(14点)

【第29位】東邦大学附属東邦中学校(13点)

【第30位】和洋九段中学校(12点)

【まとめ】自分に合った学校とは?

さて、自分に合った学校を見つけることはできたでしょうか?

ここまで帰国子女枠で受験できる中学校をランキング形式で紹介してきましたが、上記以外にも帰国生入試を実施している学校はたくさんあります。

一口に帰国子女を受け入れる学校と言えど、入学後の帰国生のフォローや教育、サポート体制などは様々です。

そのため各学校の学校情報、インタビュー、入試対策などをチェックして、自分に合った学校を選ぶことが志望校選びで大切になります。

“編集長・中田”

学校選びは校風や先生の様子なども見た上で決めるべきです。

しかし、まだ帰国してないご家庭にとっては十分な学校選びができず偏差値だけを見て受験校を決める傾向があります。

すでに帰国されてるご家庭であっても学習塾から偏差値を重視した学校選びを迫られます。

実際に学校に通うのは保護者ではなく子供です。

子供にとってどのような環境で学校生活を送ってほしいかを真剣に考えて志望校を選びましょう。